東京オペラシティアートギャラリーの所蔵品展037「李禹煥と韓国の作家たち」が6月26日まで、東京・新宿区の同ギャラリー4階で開かれている。
同ギャラリーが所蔵する寺田コレクションには、韓国をルーツとする作家の作品が多く収蔵されている。収集家の寺田小太郎さんは、歴史的にも現代においても、日本美術の一つの要素に韓半島の影響があることを強く感じたという。
同展では、60年代後半から70年代半ばに展開された日本美術の動向「もの派」の中心作家、李禹煥をはじめ郭仁植、鄭相和、尹熙倉ら、韓国と日本、西洋で活躍してきた7人の作家の作品を紹介。日本や西洋の文化にも深く関わり、独自の表現を目指してきた作家たちの作品から、日本の美の源流をたどる。
開館10〜19時(金・土曜日は20時まで)。月曜休館(5月2日は開館)。入場料200円(企画展「ホンマタカシ ニュー・ドキュメンタリー」のチケットでも入場可)。問い合わせは同ギャラリー(℡03・5353・0756)。
(2011.4.27 民団新聞)