「父母に会えた気持」再起への意欲燃やす
「父母たちに会えたような気持ちがこみ上げ、涙が出そうでした…」女川勤労青少年センターに避難している申末子さん(67)から民団中央対策本部に1通の感謝のハガキが届いた。
民団宮城対策本部が地震直後、申さんの避難所を訪れた際、「着のみ着のまま避難した。何でもいいから、着替えや肌着などがあれば」と相談された。後日、民団中央対策本部ではフリースジャージの上下、肌着、運動靴などを届けた。また、中央対策本部の鄭進本部長も慰問に訪れている。
申さんは避難生活の傍ら、「じっとしてはいられない」と、自ら進んで避難所で炊き出しのボランティアを買って出ている。震災前は飲食店を営んできただけに手慣れたもの。他のボランティア仲間たちから「頼りがいあるおふくろさん」と親しまれている。
(2011.4.27 民団新聞)