李明博大統領はドイツを訪問中の9日、「北韓が国際社会と非核化について確実に合意すれば、来年3月にソウルで約50カ国・地域の首脳らが出席する第2回核安全保障サミットに金正日国防委員長を招待したい」と表明した。
ベルリンでのメルケル独首相との首脳会談後の共同記者会見で明らかにした。
李大統領は「今回の提案の前提は、北韓が核を放棄するという確固たる意志を国際社会と合意することである。その真正性の前提は、北韓がテロに対して謝罪をしなければならないということだ。北韓の謝罪問題は、6者会談やいろいろな南北問題の基本だ」と強調、北韓の天安艦撃沈・延坪島無差別砲撃事態への謝罪も核安保サミット招請の前提条件であることを明らかにした。
核安保サミットはオバマ米大統領の提案で昨年4月にワシントンで初めて開催された。李大統領は昨年4月、第2回核安保サミットの招致に向けた会見で、北韓が6者会談を通じ、核を放棄する確固たる意志を示し、核拡散防止条約(NPT)に加盟して合意事項を守れば、北韓を「喜んで招く」と表明している。
政府は1月に統一部報道官の論評を通じ、天安艦撃沈・延坪島無差別砲撃事態と北韓の非核化問題のための当局間会談を提案したが、まだ北韓は応じていない。
(2011.5.11 民団)