【宮城】民団宮城(李根団長)と婦人会宮城(李京子会長)は4月28日、激甚地区である岩沼市で炊き出しを行った。民団宮城の炊き出しはこれで通算5回目だが、夕食を提供したのは初。ご飯を提供している自衛隊との共同炊き出しとなった。
婦人会のメンバーを主体に20人余りが、両隣に建つ市民館および体育館の被災者約430人にプルコギ、トック、キムチ500食分のほか、人参茶やゆず茶なども提供した。被災者らは「本場の韓国料理が食べられるとは思いもしなかった。キムチもおいしく、身も心も温まった」と感謝していた。
民団宮城では避難所生活が続く限り、炊き出しを継続していこうと今回、100人分の大鍋3個を新規購入した。オモニたちは使い初めの鍋の威力に満足した様子で、14日に多賀城で行う炊き出し(800食)にも意欲を燃やしていた。
(2011.5.11 民団新聞)