民団中央本部は、在日同胞社会の次世代育成運動の一環として、日本の学校に在学する在日同胞の中学、高校、大学・短大生を対象とした「2011夏季母国研修」(3泊4日)を7月26日から8月19日にかけて順次実施する。規模は中学生、高校生、大学・短大生ともそれぞれ150人。
全国の民団支部および地方本部で参加申請を受け付けている。東日本大震災のために中止となった春季母国研修の参加予定大学生も申請対象になる。
9月には青年会と青年商工人まで対象を拡大して行われる。
「夏季母国研修」は、日本各地に暮らす同胞学生の交流する場を設け、在日同胞史を学ぶと同時に、文化体験・産業視察などを通じて母国の現状を把握し、同胞社会および母国をより近い存在とし感じてもらうことを目的としている。
開催期間は▽第1次=高校生7月26〜29日▽第2次=中学生8月2〜5日▽第3次=大学・短大生8月16〜19日。
研修内容は、▽1日目=開会式、歓迎会、班別討論・交流▽2日目=講義、視察、文化体験、班別討論・交流▽3日目=講義、視察、閉会式、歓送会▽4日目=帰日
参加資格は①日本で出生した在日同胞(在外国民)学生(二重国籍者および日本籍同胞の場合には韓民族を証明する書類を添付)②日本の小学校を卒業し、現在日本の中学・高校に在学する学生、現在日本の大学または短大に在学中の学生、現在韓国の大学に在学する韓国修学生会会員③現在旅券を所持する学生、または6月30日まで旅券発給が可能な学生。
参加費は、参加内定時に諸経費(海外傷害保険料・教材費)として1万円を徴収。但し、東日本大震災の被災地(宮城、岩手、福島、茨城、千葉県)からの参加は諸経費免除に。
「参加申請」受付中
参加申請の締切は高校生と中学生は6月20日、大学・短大生は6月30日。参加申請は保護者が所属する支部または地方本部で受け付けている。
(2011.5.11 民団)