【宮城】民団宮城本部(李根団長)は14日、多賀城市文化センターの庭でプルゴギ、トック、キムチなど500食を振る舞った。パンやおにぎりの食事が続いていた被災民にとって焼肉は「久しぶりのごちそう」。子どもたちから歓声が上がった。
同婦人会が総領事館関係者の助けを借りて前日までに下ごしらえ。味付けは子どもからお年寄りまで幅広い層に受け入れられるよう工夫したため「思ったほど辛くなかった」「ボリュームがあっておいしかった」と好評だった。
通算6回目の炊き出しとあって、婦人会はすっかり手慣れた様子。足の不自由な高齢者には青年会が避難所の中まで届けた。炊き出し時に流した石原裕次郎の懐かしい歌謡曲も好評だった。
姜恵美子事務局長は、「民団と婦人会、青年会が三位一体となって炊き出しができたのはこれが初めて」と喜んでいた。28日には韓国会館で炊き出しを予定している。
(2011.5.25 民団新聞)