【ソウル】李明博大統領は6日、銅雀洞国立ソウル顕忠園で開かれた第56回顕忠日追念式で、北韓に対して「対決と葛藤の道から抜け出して平和と繁栄の道に出てこなければならない」と改めて呼びかけ、「我々はこのために忍耐心を持ち、真剣で一貫した努力を継続していく」と強調した。同時に「韓半島の統一に備え、我が国民全員が共に力を合わせなければならない」と主張した。
また、「何が歴史の正しい道かについての論議も多かった。しかし明暗のない歴史はなく、下の石なくして上の石が立つ歴史の塔はない」とし、「もう我々が成就してきた成功の歴史を誇らしく見なければならない時だ」と指摘。「我々の未来世代が歴史を正しく分かってこそ『さらに大きい大韓民国』へと跳躍することができる」と歴史直視を促した。
さらに「我が大韓民国が守らなければならない価値は明らかだ。責任ある自由民主主義、公正な市場経済、そして原則ある法治主義がまさにそれだ」と強調した。
この日、大田顕忠園をはじめ全国市・郡単位で地方自治体長の主管による記念式典が開かれた。
(2011.6.8 民団新聞)