東日本大震災で被災した同胞と地域住民への救援活動に追われていた宮城、福島、山形の各地方本部がこのほどあいついで大会(地方委員会)を開催した。
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炊き出しを継続 民団宮城地方委
【宮城】民団宮城(李根団長)は5月28日、仙台市の韓国会館で第55回定期地方委員会を開いた。民団中央本部の鄭進団長や駐仙台総領事館の金正秀総領事らが出席した。
冒頭、李団長はあいさつのなかで、「今回の震災では総領事館が避難所として被災者を救援、民団中央は人材・物資・資金などを次々と提供してくれ、改めて組織の絆と力を知った」と感謝した。
婦人会を中心に民団、青年会が炊き出し活動を4月初めから開始し、計6回3800食を提供しており、今後も継続していく。
鄭進中央団長は「炊き出し活動など、とりわけオモニパワーには感動した。復旧・復興に向けて今後も支援活動を続けていく」と激励した。地方委終了後、炊き出し料理による懇親会が行われ、町内会の役員やハングル講座受講生らも加わって交流を深めた。
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庄内支部再建へ 民団山形地方委
【山形】民団山形本部(車寿鎔団長)は第15回総会を5月30日、同韓国会館で開催した。2011年度は庄内支部の組織再建、オリニ土曜学校の実施などをめざしている。
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禹団長を再選 民団福島大会
【福島】民団福島本部(禹日生団長)は5月23日、同本部会館で開いた第29回定期大会で禹団長(65)を再選した。議長は呉海千氏(65、再任)、監察委員長は金仁河氏(61、新任)。なお、大会に先立って開いた第56回地方委員会では、被災同胞への支援の継続を再確認した。民団財政の充実、韓日親善活動のさらなる充実などの方針も採択した。
(2011.6.8 民団新聞)