【静岡】徳川家康の膝元で、居城でもあった市中心部の駿府城跡地を舞台とした7日の「第56回静岡まつり」(同実行委員会主催)に民団静岡本部(金成根団長)が初めて参加し、アトラクションで「朝鮮通信使」を再現した。
朝鮮通信使は駿府公園東御門前芝生広場で行われた「駿府城登城行列」のなかの場面で登場。赤と青の色鮮やかなポジャギに包んだ名品「高麗人参」を献上した。正使は金光敏顧問、副使に尹憲祚副団長、従事官には李光男副団長が扮した。
この後、静岡市役所観覧席前で田辺信宏市長が、朝鮮通信使の一行を接見し、歓迎する場面が演じられた。正使役の金光敏顧問は、「隣国との善隣友好を願った家康公の思いがますます増進し、静岡から全国各地に広がることを願っています」と口上を述べた。
(2012.4.12 民団新聞)