あすか信用組合(金哲也理事長)は13日まで、東京・新宿の本店で新入職員の研修を行っている。あいさつや電話応対など社会人としてのマナー、金融機関の基礎を学ぶ。慣れない手つきで、真剣にお札を数える姿も。応募者300人の中から採用された15人(男6、女9)は全員大卒。人事担当者は「就職難の中で優秀な人材を集めるチャンス。レベルの高い大学卒業者が集まった」と語っている。
宮城県出身の李由美さん(22)はこの仕事を選んだきっかけとして、「民団によく顔を出していた。在日社会とのつながりを大切にしながら、人と接する仕事がしたかった」と述べ、「いつも笑顔を絶やさず、丁寧な仕事を心掛けたい」と抱負を語った。16日に入組式を行った後、各支店に配属される。
なお、民族金融機関の新入職員数は、中央商銀信組が1人(女)、あすなろ信組が1人(女)、信組愛知商銀が10人(男5、女5)、信組広島商銀が1人(女)、九州幸銀信組が9人(男4、女5)となっている。
(2012.4.12 民団新聞)