「総連は北韓追従を断て」…民団、ミサイルに一斉抗議
民団は13日、北韓が「人工衛星打ち上げ」と称して同日、長距離弾道ミサイル発射を強行したことに抗議して、呉公太中央団長による「抗議声明」を発表するとともに、東京、大阪、名古屋、神奈川をはじめ全国各地の地方本部を中心に、北韓の代弁機関である総連の中央・地方本部への「抗議活動」を一斉に行った。一部地方本部では、総連地方本部に直接「抗議声明」を手渡した。
民団中央、東京本部、傘下団体代表ら50人は、門を閉ざした総連中央本部(東京・千代田区富士見)前で「国連安保理決議と国際社会の中止要求を無視」し、「韓半島の平和と東北アジアの安全を脅かす北韓のミサイル発射」を糾弾。「核兵器開発の即刻中断」「軍事力増強より住民のための民生経済優先」などを北韓に促してシュプレヒコールした。
東京本部の李寿源監察委員長が「抗議文」を読みあげ、門の下から本部内に入れた。「抗議文」は「我々は天安艦撃沈と延坪島無差別砲撃挑発に続く北韓の一連の妄動を絶対許さない」とし、「それに盲従する総連に対して怒りを禁じ得ない」と強調。総連に対して①同じ民族の生命を脅かす北韓独裁政権の挑発に断固反対して韓半島の安全と平和のために共に行動する②北韓独裁政権の3代世襲に反対し、飢えに苦しむ北韓住民の救済に即刻行動することを呼びかけている。
抗議行動に参加した関東脱北者協力会の金相峯代表も「これまで300万同胞が餓死し、いまなお多くが飢餓に苦しんでいる。それでも北韓独裁はミサイル・核開発を優先し、ミサイル発射を強行した。総連は恥を知り、3代世襲支持をやめよ」と促した。
(2012.4.25 民団新聞)