掲載日 : [2019-08-27] 照会数 : 12425
関係改善へ努力強調 光復節で各党代表祝辞
[ 左から平沢勝栄、高木美智代、手塚仁雄、小池晃の各議員と韓佑成在外同胞財団理事長 ]
平沢勝栄(自民党衆議院議員、党総務会長代理・日韓議員連盟幹事、額田福志郎日韓議員連盟会長祝辞代読)
夏休みに入って、日韓両国の学生・青少年が待ち望んでいた修学旅行やホームステイ、自治体間の交流が相次いで延期・中断の事態に追い込まれている。また、人の往来や経済活動にも影を落としている。スポーツ・文化をはじめとする民間交流を政治が目先の満足度のために断ち切ることはあってはならない。民間交流を可能にするのも不可能にするのも政治の力だ。未来の日韓関係のためにも日韓の国会議員が政治の力で交流促進を育んでいく。
高木美智代(公明党衆議院議員、党政務調査会長代理・前厚生労働副大臣)
近年の日韓関係の悪化を危惧している。こうした問題が未来を担う青年交流や自治体どうしの民間交流にまで影響を及ぼしてはならない。今回の局面も共に苦労し、共に乗り越えていきたい。一日も早く日韓の関係を揺るぎないものにし、平和という運命を共有する共同体として進んでいけるように力を尽くしていきたい。
手塚仁雄(立憲民主党衆議院議員、党国会対策委員会筆頭副委員長)
日韓関係の悪化で民間交流にまで影響が出ている。日韓親善の懸け橋役を果たしてきた民団のみなさまの心中に思いをはせるとき、暗たんたる思いだろう。日本外交が誤らないよう、日韓両国政府には透明性ある外交、対話を求めていくとともに、野党第一党として厳しくチェック機能を果たしていきたい。併せて1日も早い日韓の関係改善と友好親善を切に祈る。
小池晃(共産党参議院議員、党書記局長)
日本が韓国をいわゆる「ホワイト国」から除外したことは政治的紛争の解決手段として貿易問題を使うものであり、政経分離に反する禁じ手だ。日韓関係を一層悪化させる。除外決定は撤回すべきだ。両国政府は対立をあおるのではなく、冷静な話し合いの場について解決策を見出すよう強く求める。徴用工問題については、たとえ国と国の請求権は放棄されても、被害者としての個人の請求権は残っている。これは日韓両国政府と最高裁判所が認めていること。この一致点を大事にして話し合い、協力しあえば前向きな解決は可能だと言ってきた。被害者の名誉と尊厳を回復するために共に努力していきたい。
(2019.08.28 民団新聞)