【山梨】昨年10月に創団65周年を迎えた民団山梨本部(鄭郁団長)は25日、甲府市内の山梨英和中・高校講堂グリンバンク・チャペルで記念式典「KOREA市民祭」を開催した。
テーマは民団山梨がビジョンに掲げる「地域との共生を目指して」。会場には日本人市民も含め、約150人が詰めかけた。民団中央本部から呉公太団長が駆けつけ、祝辞を述べた。
第1部式典で鄭団長は、民団を「先輩が遺してくれたかけがえのない宝物」と位置づけ、山梨在住同胞の約半数を占めるニューカマーをひとりでも多く団員として引き入れながら組織基盤の強化を図りたいとの考えを披露した。同時に現行の民団韓国語講座や「ポジャギ教室」をさらに充実化するなど、「地域に密着した活動」に意欲を示した。民団中央の呉団長は65周年を「通過点」と位置づけ、「ニューカマーばかりか日本籍同胞も広く受け入れながら強靱な民団をつくっていこう」と激励した。
席上、鄭団長は鄭鎭烈元団長ら7人に感謝状と記念品を贈った。
式典に続き、民団韓国語講座で学ぶ受講生の第2回発表があった。新設されて間もない入門クラスから、何年も学ぶ中級クラスの受講生まで約60人がクラス毎に舞台に立った。
(2012.2.29 民団新聞)