婦人会中央本部(余玉善会長)は3月26日、韓国中央会館で開催した第26回中央委員会で過去1年間の活動を振り返り、新年度活動方針と予算を採択した。全国から中央委員75人が出席。民団中央本部から呉公太団長と韓在銀監察委員長が激励に駆けつけた。
活動報告によれば、東日本大震災の余波を受けて一時は開催が危ぶまれていた昨年の全国大研修会に例年どおり、全国から役員と一般会員約2000人が参加した。9月の本国研修会で青瓦台を礼訪した際には、岩手、宮城、福島の各会長が被災地での支援事業について報告し、金潤玉大統領夫人から激励を受けた。
課題は次世代育成だ。各地ではブライダルや文化サークル活動に力を入れ、若返りを図っている。余会長は、「過疎地では次の婦人会を担う人材が育ってきている。いろいろ問題はあろうとも、オモニパワーを発揮し、頑張っていきたい」と述べた。
12年度の大研修会は開催地を全国7地協から5地協に変更し、各県本部の横の交流を図っていく。講師陣には衆議院議員の田中真紀子さんやコリア国際研究所の朴斗鎮所長らを予定している。
教育基金を寄付
席上、婦人会中央は、老朽化した校舎の再建築を目指す大阪の白頭学院に対し「教育振興基金」として300万円を贈った。余会長が金聖大理事長に手渡した。
(2012.4.12 民団新聞)