6年ぶりに直轄を解除
【神奈川】財政難などのため民団神奈川本部から直轄処分を受けていた鶴見支部が、6年ぶりに自力再建に向けて歩み出した。
同支部が取り組んだのが事業収入の拡大だった。民団神奈川本部が推進している団員福祉サービス「無窮花事業」のほか、新たに「横浜ハングル学院」も開講した。講座は11年度末現在で受講生数75人にまで増えた。受講生の増加は会館内で販売している手作りキムチ・韓流グッズの売り上げ増加にも結びつくという好循環を産み出している。
基本活動もおろそかにしなかった。団員の支持を勝ち取るため、民団と1度でもつながりを持ったことのある187世帯すべてを戸別訪問してきた。この結果、団員が新年会や巡回領事業務に参加するようになった。
民団神奈川本部は、支部再建の条件としてきた役員候補10人前後の発掘と育成、および自主財政基盤の確立という2つの条件が整ったとして4月28日、臨時支部大会を開催し、直轄を解除した。新支団長は民団神奈川本部から直轄団長に任命され、この間、支部再建をサポートしてきた鄭千寿前副団長が任命された。代表監査は李雙根氏。
(2012.5.9 民団新聞)