【兵庫】神戸市兵庫区で19日、「朝鮮通信使行列」が新開地本通から湊川公園までの1・5キロを練り歩いた。42回目を迎えた「神戸まつり」の一環。兵庫区では神戸まつり兵庫区協賛会が「はっぴいひろば」と題して、湊川公園とその周辺で趣向を凝らしたイベントを繰り広げた。
今年は民団兵庫支部と婦人会同支部、青年会兵庫本部に姫路獨協大学韓国語学科の学生が新たに加わり、朝鮮通信使実行委員会を構成して総勢70人でパレードに参加した。
兵庫区はかつて「兵庫津」と呼ばれた海陸交通の要所で、江戸時代の朝鮮通信使がたびたび立ち寄ったことでも知られる。民団兵庫支部は02年からまつりに主体的に関わってきた。
朝鮮通信使400周年を記念とした07年には駐神戸総領事館(当時は神戸事務所)が神戸市に朝鮮通信使衣装(正使、副使)を寄贈した。
(2012.5.30 民団新聞)