【大阪】「布施オリニバン(子ども部屋)」(民団布施支部・NPO法人東大阪国際共生ネットワーク共催)の第3期が12日、民団同支部会館で開校した。初年度、2〜3人だった子どもも今期は20人が登録。期を重ねるごとに保護者の関心を呼び起こし、参加者の数を増やしている。
その秘密は学習塾と民族学級のふたつの特性を兼ね備えていることだ。小・中学校を退職したベテラン教師が授業で理解できなかった国語、算数(数学)、英語の主要3教科を個別に指導し、青年会大阪本部(金奈緒美会長)と地元青年会大阪地協支部の李相玄会長、NPO法人「うりそだん」のスタッフが、韓国語やチャンゴ、ノレなどを指導している。
子どもたちはのびのびと学び、遊び、会館内を駆け回っている。ある保護者は、「学校で配られたチラシを見て、参加させた。学校で見るときより、子どもたちの表情がイキイキとしている。親どうしも仲良くしています」と話していた。別の保護者も「ここでは親も子もリラックスできる。子どもたちの表情からもそれがわかる」という。
開校式で朱玉議長は、「勉強も韓国語もできて、さらにチャンゴもたたける格好いい韓国人になってください」と激励した。参加費2000円(月)、昼食代300円。
問い合わせは東大阪国際共生ネットワーク(TEL06・6721・6670)、または民団布施支部。
(2012.5.30 民団新聞)