【奈良】奈良・在日外国人保護者の会の主催する「オリニ・ユースサマーキャンプ」が、今年で第20回目を迎えた。会場は大和高田市の民団奈良・北葛支部会館を利用した。
集まった子どもたちは13人。18、19の2日間、韓国語の簡単なあいさつを学び、トゥホ(投壺)などの民俗遊戯や粘土工作に取り組んだ。子どもたちが遊びに使ったチェギは、花紙とワッシャーを使って自ら手作りした。同保護者会から巣立ち、いまは「ファミーズ」というグループを結成して活動する3人がリーダー役となり、後輩の世話にあたった。保護者の1人は「子ども2人がオリニ会で韓国の文化を共有する貴重な体験をしてきた」と、今回は下の子どもを連れて参加した。別の保護者は、「子どもたちどうしは仲間として同じ気持ちになれるし、保護者は日ごろの悩みを共有できる貴重な場所」とオリニ会の意義を強調した。
夜の交流会には保護者が多数駆けつけ、総勢60人を数えた。
(2012.8.29 民団新聞)