【ソウル】祖国について何も知らなかった学生たちが韓国を知り、同胞の仲間をつくる「在日同胞次世代母国研修」。中・高生に続いて8月28日から、大学生研修が行われ、123人が参加した。台風による飛行機の遅延や欠航のため多少の予定変更はあったものの、無事、日程を終えた。
感想文では「今回出会った仲間を大事にしていきたい」「統一は在日をはじめとする在外同胞が成し遂げねばならない」とそれぞれが新たな価値観を見いだし、満足のいく内容だったと述べた。このほか、「在日は民間の外交官という言葉を忘れない」「北韓の本当の姿を目の当たりにし、自分が恵まれた環境にいると実感した」「同じ民族であるのにここまで違うことの切なさ」と、講義をきっかけに新たな問題意識を持った学生も多かった。
天安艦こそ見られなかったが、戦争記念館や三星電子、安保展示館では「戦後の韓国の成長や最先端の技術がすごい」と感想を語っていた。
(2012.9.5 民団新聞)