民団大阪と教育院共催
17校から参加
【大阪】韓国語によるスピーチや、カルタ取りで日ごろ培った韓国語の学習成果を競う「オリニウリマル イヤギ・カルタ大会」が3日、大阪市立中川小学校で開催された。民族学級などの活性化を図るため、民団大阪本部(鄭鉉権団長)が大阪韓国教育院(宋鍾錫院長)と共催した。7回目の今年は17校から参加した。
「カルタ大会」は小学校4年生以下と5年生以上に分かれ、合わせて40チームが優勝を目指してトーナメント形式で争った。会場の体育館はオリニの熱気に包まれ、保護者も応援に力が入っていた。
会場の片隅では、出場を前にした昨年の準優勝チームが、「今年はなんとしてでも勝ちたい」と、カルタに書かれたウリマルを必死に覚える姿が見られた。共催した鄭団長は、「カルタ大会は大会に出場した子どもたちばかりか、観戦の大人たちもエキサイトさせる。ハングルを熱心に勉強している子どもたちの姿を本国の多くの人に見てもらいたいものです」と話していた。
優勝したのは、4年生以下が大阪市立北鶴橋小学校「統一」チーム。準優勝は東大阪市立太平寺小学校「トルハルバン」チーム。5年生以上は、優勝が地元の大阪市立中川小学校「輝く星」チーム、準優勝は大阪市立北鶴橋小学校「太陽」チームだった。6年生のオリニはこれが最後の「カルタ大会」となった。「さびしいけど、中学になったらまたクイズ大会があるので、ぜひ参加します」と話していた。
イヤギ大会も
自由課題の「イヤギ大会」には大阪府内と神戸市内の民族学級で学ぶオリニ37人が出場した。
最優秀賞に選ばれたのは「かっこういいタル」と題して発表した邉昇忻君(大阪市立北巽小、3年)。優秀賞は「私の大切なハルモニ」の朴妃菜さん(大阪市立舎利寺小、6年)だった。
一方、課題作文4年生以下の部で優秀賞に輝いたのは金里和さん(大阪市立御幸森小3年、「私の自慢」)、5年生以上の優秀賞は金祥可さん(大阪市立舎利寺小6年「登山」)。
(2013.2.13 民団新聞)