掲載日 : [2010-11-17] 照会数 : 5736
韓国の伝統文化<情> 紋
幼いころ公務員だった父の日課は早朝、自宅前の道をほうきで掃くことでした。夜降った雪も、朝にはきれいな扇形の紋が描かれていました。父はほうきという大きな筆を持った画家のようでした。
紋を作って、通る人の安全を守り、笑みを浮かべさせる、それより良い奉仕、芸術がどこにありますか。父の半分もできるかは分かりませんが、雪の朝、ほうきを持って校庭に出てみるつもりです。
文責=ギャラリーkyo
作家・許旭
(2010.11.17 民団新聞)