掲載日 : [2010-11-17] 照会数 : 9550
<青年会特集>全国で多彩な活動
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仙台七夕観客魅了 宮城
青年会宮城(梁祐宗会長)では、毎年「仙台七夕 星の宵まつり」に参加し、韓国伝統芸能である農楽を披露していますが、今年8月8日に総勢20人が同まつりに加わり、爽快なリズムで観客を魅了し、青年会の存在をアピールしました。
また昨年から7月に仙台国際センターで開催されている「地球フェスタ」にも参加しています。
こちらでも農楽やサムルノリの披露と体験を実施しました。また在日歴史パネルの展示会も併せて行いました。
地球フェスタでは今後も、色々な国籍の人たちとの交流を広げ、その中で在日の存在や歴史を紹介していく予定です。
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漂着ゴミ清掃奉仕 京都
拾ったゴミが入場券となる、「はだしのコンサート」が今年も丹後半島の「鳴き砂」で知られる琴引浜で行われ、青年会京都(千義雄会長)も積極参与しました。
京丹後市が主催する同事業は12回目を迎えましたが、2007年に青年会中央本部が同環境運動に初参加、翌年からは青年会京都が引き継ぎ、今年で4回目になります。
琴引浜には、韓国や中国から、対馬海流にのって北上した、数え切れないほどのゴミが漂着しています。
昨今ではプラスチックやビンだけでなく医療廃棄物も増え、針がついたままの注射器や、薬ビンなども混じり、深刻な状況です。
今回初参加の青年会員は、「想像していた以上に韓国からの漂着ゴミがあり、驚いた。私たちが生活している日本のゴミも同じようにどこかに漂着していると思うと、環境保護について考えていかなければならないと痛感した」と話していました。
また清掃活動終了後、ネイチャークラブハウスと京丹後市網野町掛津公会堂で、鳴き砂を守っていくために「環境問題を考える」勉強会を行いました。
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花の祭典 サムルノリ演奏 広島
青年会広島(金望会長)では、ゴールデンウィークの毎年5月3〜5日に開催される「ひろしまフラワーフェスティバル(以下、FF)」にサムルノリ演奏で出演しています。
FFは広島と世界を結ぶ平和と花の祭典と名づけられており、世界各国から多くの団体が参加しています。
私たち青年会は毎年、韓国伝統音楽の演奏を行い、韓日友好発展に貢献しています。
また今年のFFでは、演奏を見た日本の高校生が、韓国の文化に興味を持ち、サムルノリサークルに加入するなど、韓国伝統文化のすそ野を広げることにも、一役買っています。
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1世の姿写真展示 東京
青年会東京(朴裕植会長)では、家族写真など、思い出を記録した写真を使い、在日1世がどのように日本で生活してきたかを地域住民に伝える「写真パネル展示会」を10月29〜31の3日間、東京都庁で開催しました。今年で4回目。
現在、東京都には在日韓国人が約5万人在住し、地域では国際化が進んでいます。様々な文化が共生する中、半世紀以上も暮らしてきた在日一世の生活風景を写した写真を、多くの人に見てもらうため、来年も開催する予定です。
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共に学ぶ市民講座 愛知
地域の人々との相互理解、多文化共生に向け、青年会愛知(鄭俊生会長)では、毎年、市民公開講座を開催しています。
今年は8月22日、ドキュメンタリー映画『月下の侵略者−文禄・慶長の役と「耳塚」』を上映し、前田憲二監督の講演も行いました。
韓日でまったく異なる印象をもつ豊臣秀吉の時代が題材とあって、学校の授業では知ることのなかった史実にふれることができました。
前田監督は、韓半島から渡り、日本に根付いた文化の経緯を説明しながら、地元の歴史を知り人権を重んじることを訴えました。
参加者からは「ルーツをあらためて誇れた。もっと歴史を知りたくなった」と、好評でした。
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味自慢の韓国屋台 神奈川
2000年から毎年開催され、今年で11回目の「あーすフェスタかながわ2010」が、9月11〜12日、あーすぷらざで開催されました。
同フェスタは、多文化共生社会の実現に向けて、多くの外国籍県民が集い、出会い、それぞれの文化や考え方をアピールしながら相互理解を深めるために開催されています。
青年会神奈川(金亨会長)では、第1回から中心的な役割を担い、積極的に参与しています。今年も3人の企画委員が準備段階から関わりました。当日は青年会ブースで韓国屋台を運営し、ビビンパやワカメスープ、韓国のお酒などの販売をし、フェスタを盛り上げました。
(文責=青年会中央本部)
(2010.11.17 民団新聞)