掲載日 : [2010-12-01] 照会数 : 10035
<全国拡大幹部会議>次世代育成に全力
決議…韓日「懸け橋」役も強化
24日から26日まで開かれた民団2010年度拡大幹部会議は本国との紐帯を一層強化するためのもので、中央本部、地方本部・支部幹部および中央傘下団体の幹部ら330人が参加した。(2面に関連フォーラム、レセプション)
鄭進団長は25日の開会式で「李明博大統領と直接歓談する機会と各界を代表する指導者との交流会も行われる。貴重な機会を積極的に活用して在日同胞の願いを本国社会に伝えてほしい」と要望した。開会式には新韓グループの柳時烈会長代行も参席、あいさつした。
「民団の過去と現在、そして明日」について鄭夢周事務総長が講義した後、活動事例の発表が、北海道本部函館支部(発表者=千正己副団長)、岡山県本部(発表者=孫泰欽事務局長)、埼玉県本部(発表者=景民杓団長)、愛知県本部新西支部(発表者=李孔一支団長)の順で行われた。
続いて2012年4月の第19代国会議員総選挙から行使される在外国民の「国政参政権」について中央選挙管理委員会委員が解説した。さらに、呂健二中央副議長の司会で、加藤博・北朝鮮難民救援基金理事長および脱北後に日本に戻ることのできた元在日同胞3人が、脱北の経緯や中国潜伏中の状況などについて証言した。
政府の対北・統一政策支持
参加者は今回の会議を締めくくる決議文を採択し、①東北アジアの平和と安定に直結する韓半島の平和統一のための政府の諸施策を積極支持する②延坪島に対する北韓の攻撃は休戦協定に違反する挑発行為であり強く糾弾する③北韓の反平和、反民族、反統一的蛮行に対して政府の強力な対策を促す④在外国民選挙権を持てるようになり国民としての権利と義務を深く認識し、多くの在日同胞が参与するよう全力を注ぐ⑤東北アジアの平和と安定に直結する韓日友好親善の懸け橋の役割を果たす⑥在外同胞800万時代に際し韓民族の紐帯強化に全力を尽くす⑦2011年に創団65周年を迎え、民団組織の再飛躍とあわせて次世代育成のために全力を尽くすことを誓った。
(2010.12.1 民団新聞)