県内ほど通話が困難…消息確認は多角的に<茨城>
民団茨城本部(金政雄団長)の本部事務所内部は足の踏み場もない状態。中央商銀の水戸支店も入っている会館自体は問題ない。電気が復旧したのは12日の午前。14日から本格的な事務所の片付けに手を付けた。本部近くの那珂川を渡る橋がずれてしまい、通行止めのため出入りに苦労している。ガソリン給油は相変わらず難しい。
◆お互いに消息確認
孫元道事務局長は14日、「水戸市内に独り暮らしの高齢者が1人いるが、金政雄団長の夫人が安否確認のため訪問し、無事を確認した。近隣の同胞同士で消息の確認が行われているが、本格的な団員の安否確認はこれから」と悔しがる。
孫局長はまた、「県外から県内への通話は比較的つながりやすいが、県内間はなかなかつながらない。安否確認を多角的に行うべきだ」と述べ、「今必要なのはやはり、水とカップ麺などの食料やトイレットペーパーだ」とも訴えた。
(2011.3.16 民団新聞)