留学生ら200人避難の仙台総領事館に
民団山形本部(車寿鎔団長)は12日、駐仙台総領事館からの食料調達の緊急要請を受け、朱帝圭事務局長が山形市内の各所で約600余のカップ麺を確保し、翌日には伝達した。仙台総領事館には東北大学を中心とした留学生200人ほどが身を寄せていた。
朱事務局長は総領事館でそのまま午前2時までサポート活動をした後、留学生4人を山形まで同行、民団会館に宿泊させて翌14日、関西空港経由で韓国に帰国させた。
朱局長はその合間に、山形県東根市の韓国人教会(山形万民教会)の協力のもとに、200人分のおにぎり、キムチ、飲料水のほか乳幼児や女性の必需品を総領事館に直接届けている。
宮城対策本部に詰めていた林三鎬副団長と朴相泓生活局長は15日昼頃、民団山形本部に入った。最激甚被災地の宮城をはじめ、隣接する岩手、福島への支援物資の集積地、ベースとして活用する準備を行う。民団山形の活動から見えたように、その可能性は高い。ガソリン確保の展望もある。
山形は実際、新潟総領事館の車両がピストンしながら、留学生たちを新潟空港に搬送している。大型バスなどの手配を準備中だ。
(2011.3.16 民団新聞)