アラブ首長国連邦(UAE)を公式訪問した李明博大統領は13日、ハリーファ・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーンUAE大統領と首脳会談を行った後、ムハンマド・アブダビ皇太子と共に韓国石油公社とアブダビ石油公社間の「石油ガス分野における協力開発了解覚書(MOU)」と「3つの油田の主要条件契約書(HOT)」の署名式に同席した。
これにより韓国は、少なくとも10億バレルのアブダビ油田事業に参加する道が開かれた。李明博大統領は「韓国は原発の受注に続き、1970年代以降、どの国もなしえなかったアブダビ油田に進出することになった」と評価した。
アブダビは経済性と政治的安定性があり、世界6位の埋蔵量(約1000億バレル)を有する、世界で最も優れた油田地帯。今回の油田開発協力が具体化すれば、韓国は少なくとも12億バレルの油田を確保することになり、石油ガスの自主開発率も昨年の10・8%から約15%に引き上げられる。
(2011.3.16 民団新聞)