2カ月かけ戸別訪問
在日韓国青年会中央本部(朴善貴会長)の全国巡回キャラバン隊が7日、東京を出発、島根に向かった。8月10日までの約2カ月間、47全地方本部を回り、2000人余りの青年会対象者を戸別訪問する。
同日、韓国中央会館で民団と各傘下団体役員らが見守る中で行われた出発式で朴会長は「同胞社会の活性化へ私たち青年が先頭に立つ。民団と一体となり、より多くの地方本部再建と青年発掘というおみやげを持って帰りたい」と表明。
民団中央本部の林三鎬副団長は「民団の未来を担う次世代育成は最重要課題。全国各地にいる同胞青年を一人でも多く発掘してほしい」と激励。
出発を前に、隊長の徐史晃副会長が「一人ひとりに心を込めて夢と希望を伝え、若い力を結集したい」と決意を述べた。
民団では昨年から次世代育成運動の一環として3年計画で地方青年会の再建と活性化、青年発掘を掲げている。今回は当事者の青年会が実働隊として展開するキャンペーンだ。
「つながれ在日青年!」を合い言葉に、ワゴン車で全国を巡回、2〜6人でチーム構成して戸別訪問し、秋に開催する「青年母国研修」や来年実施の「在外国民選挙」の広報をはじめ、仲間作りの場など青年会活動を紹介しながら、次世代の連携強化にむけ同胞青年の発掘をめざす。
一行は、巡回先の民団事務所で宿泊しながら、対象者名簿の整理、電話による青年との対話も並行する。
島根を皮切りに、中国・四国、近畿、九州、関東、中北、東北の順に巡回し、8月10日に、福島県の報告集会で締めくくる。
(2011.6.8 民団新聞)