朴炳憲民団中央本部常任顧問の自伝『私の歩んだ道』出版を記念する集いが25日、東京・南麻布の韓国中央会館に遺族を迎え、開かれた。会場には生前、故人と親交の深かった民団関係ら約150人が出席した。
出版記念会開催を呼びかけた鄭進民団中央本部団長は、「朴常任顧問が生きた82年の道のりは、そのまま民団創団以来65年の歴史とも重なる。この自伝は貴重な歴史書であり、一人でも多くの人に推薦したい」と述べた。
はじめに、参加者全員で故人が生前、愛唱してやまなかった朝鮮建国促進青年同盟当時に歌われた「建国行進曲」を合唱。また、故人が重大な決意を胸に参戦した「6・25」の記録映画上映時には、在日学徒義勇軍の崇高な救国精神に思いを馳せていた。
この後、友人・知人を代表して鄭烔和さん(民団中央本部顧問)、李奉男さん(在日学徒義勇軍同志会会長)、丁海龍さん(民団中央本部常任顧問)、李求弘さん(韓国版自伝製作者)、辛容祥さん(民団中央本部常任顧問)らが次々に壇上に立ち、生前の思い出を語った。
『私の歩んだ道』は東京の新幹社(℡03・5689・4070)から刊行された。2500円(税別)。
(2011.6.29 民団新聞)