来年、創立60周年を迎える在日本大韓体育会では、歴史的節目をさらなる飛躍の機会とするため、数々の記念事業を展開する。
柱は①歴史を後世に残すための60年史出版事業②過去の体育功労者を称える褒章事業③記念式典の3点。
60年史出版事業は「60年史」に加え、戦後の混乱期から韓日スポーツ界の発展と交流に貢献してきた、在日同胞スポーツ人のドキュメントをテーマにした「在日スポーツ列伝」も発刊する。
これは、国籍の壁によって活動の場を奪われ、両国の狭間で悩み、苦しみ、葛藤しながらも戦い続けた在日同胞選手に、韓国国体参加を通じた祖国の代表選手という夢を与え続けた体育会の秘められた韓日スポーツ史を集約する。
現在、スポーツライターの大島裕史氏を執筆者に迎え、日本の大手出版社から一般書店で販売する予定だ。
来年2月10日、盛大に記念式
60周年記念式典は来年年2月10日、帝国ホテルで開催。韓日両国のスポーツ関係者や体育会OBをはじめ、体育関係者を一堂に集め、大々的に行う。
朴安淳会長は「我々の先輩たちが築いてきたスポーツ魂を次世代たちに伝えていくためにも、同事業を全力で展開したい」と意気込みを見せている。
(2011.7.13 民団新聞)