【神奈川】自由社と育鵬社の中学校歴史教科書に異議を唱え、来年度から公立中学で使用する教科書としてふさわしくない内容だと訴えてきた民団神奈川本部(李富鉄団長)は、4日の県庁を最後に県内20市13町1村への要望活動を終えた。
一連の要望活動は李相哲文教部長が中心となり、6月16日の寒川町を皮切りにスタート。12日には県教育委員会の場で意見を述べる機会を与えられた。席上、李文教部長は、在日韓国人子弟が日本の公教育の場で共に学ぶ現状を説明し、偏りのない教科書が望ましいと訴えた。26日には川崎市教育委員会でも意見陳述を行った。
(2011.7.27 民団新聞)