掲載日 : [2020-03-28] 照会数 : 10106
卒業式ひっそり実施…金剛、建国小・中学校
[ 保護者に感謝の花束を贈る中学卒業生(金剛学園) ]
金剛学園小・中学校(崔潤理事長、尹裕淑校長)と白頭学園建国幼・小・中学校(高敬弼理事長、李鐘建校長)の卒業式が14日、行われた。両校とも新型コロナウイルスの感染予防のために規模を縮小して実施した。
在校生の姿なく
【大阪】金剛学園の卒業式はほとんどの在校生が欠席した。中学校は午前10時から。尹校長は一人ひとりに卒業証書を授与し、「これから自分の意志で自分の人生を力強く、立ち止まることなく粘り強く進んでいってほしい」と激励した。
在校生を代表して唯一出席した生徒会長の郭東民君が「学年という垣根を超え、クラスメイトのように過ごした日々が思い出されます。いつも先頭に立ち、個性を発揮して私たちを引っ張ってくれた姿はとても頼もしかった」と贈る言葉を述べた。
卒業生代表の裵玲輝さんが「個性豊かな先生たちの愛情と情熱のおかげで心身ともに成長した。大好きなみんなとの出会いは大切な宝物です」と答辞を述べた。
卒業生は保護者に感謝の意を込めて花束を手渡した。11時半からは小学校の卒業式が行われた。
卒園式も時差で
【大阪】白頭学院は幼・小・中の卒業(卒園)式を時差をおいて開催した。
小・中学校は卒業生、保護者、教員だけの参加と少し寂しい式典となった。中学卒業生が卒業歌を熱唱すると、保護者は目を潤ませていた。李校長は「この学校で学んだこと、経験したことを土台に中学、高校で大きく羽ばたいてください」と激励した。
小・中学校に先立って幼稚園のケナリ班(年長組)の卒園証書授与式も行われた。在園児は参加しなかった。久しぶりの登園となった園児は仲間との再会を喜び合った。
東京韓学は中止
なお、東京韓国学校(呉公太理事長、郭尚勲校長)は初・中等部の卒業式そのものを中止した。
(2020.03.27 民団新聞)