掲載日 : [2019-10-07] 照会数 : 11184
韓国「国体・ソウル大会」開幕…在日選手団 8連覇をねらう
[ 開会式に参加した在日同胞選手団(4日・蚕室総合運動場) ]
[ サッカーでは、在日カナダ同胞に3-0で快勝 ]
[ ラグビーでは、高麗大学に逆転勝ちを収めた ]
第100回を迎える韓国の全国体育大会が4日午後、ソウルで開幕した。10日まで。蚕室総合運動場で開会式が開かれ、全47競技での熱戦の幕が上がった。在外同胞部門の総合8連覇をねらう在日同胞選手団(呉公太選手団長)はサッカー、ボウリング、テニス、テコンド、ゴルフ、卓球、スカッシュの7種目と今年から新種目に加わった剣道の海外同胞8種目のほか、国内種目の柔道、水泳、フェンシング、ラグビー(体験参加)に出場している
大会2日、まだメダルを獲得していないが、優勝奪還を狙うサッカーは5日、在日カナダ同胞との初戦を3-0で快勝し、白星発進した。
大会初日に行われた柔道女子大学70㌔級には、今年6月の韓国ジュニア選手権で優勝した梁智瑛(武庫川女子大2年)が出場。初戦、慎重に試合を運びすぎだのか、指導を3回受け、反則負けとなり、メダルを逃した。
また、体験参加ラグビーは5日、高麗大学と対戦。前半に大差をつけられたが、後半に入り、徐々に攻守のバランスが好転し、48-38で逆転勝ちした。
この日、テニスとスカッシュの予選も行われ、在日同胞はいずれも男女揃って白星発進した。
韓国国体は日帝植民地当時の1920年にソウルで開かれた第1回全朝鮮野球大会に始まり、34年から競技別でなく総合体育大会となった。記念すべき第100回大会には全国の17広域自治体の代表と在日同胞を始めとする18の海外同胞代表の約3万人が参加している。
ソウルでの開催は1986年以来、33年ぶり。ソウルは当時、86年のアジア大会と88年の五輪開催を控えていた。今大会も東京五輪を来年に控え、有力選手が多数出場する。