掲載日 : [2016-03-16] 照会数 : 8085
在日実業家が民族学校6校に奨学金各1億ウオン…東京韓学、青丘にも
[ 奨学会の崔潤理事長(右)と呉公太東京韓学理事長 ]
財団法人ラッシュ&キャッシュ培貞奨学会(崔潤理事長、ソウル)は11日、東京韓国学校(呉公太理事長、金得永校長)を訪れ、同校との間で「相互協力のための協定書」に調印した。同奨学会は協定書に基づき、今後5年間で計1億ウォンの韓民族グローバル奨学金を同校に支給する。
対象は在日歴10年以上で、経済的に恵まれていない成績優秀者。学校からの推薦を受けて書類審査した結果、この日、中・高校生19人に16年度奨学証書を手渡した。
同奨学会は金剛学園、白頭学院など関西地区の韓国系学校4校とはすでに同様の「協定書」を締結済み。茨城県の青丘学院つくば中学校・高等学校(金正出理事長、金正龍校長)と東京韓学だけを残していた。この日、青丘学院とも同様の協定書を交換した。
崔理事長は「後輩を世界最高のグローバルリーダーに育成していきたい。私が関西と関東の在日韓国学校6校に投じる奨学金は起爆剤にしか過ぎない。これからもっと多く応援の輪が広がっていくことを期待している」と述べた。
同財団は韓国消費者金融大手、アプロサービスグループが出資して2002年に設立した。毎年30億ウォンずつ基金を寄せ、韓国はもちろん各地の在外同胞に奨学金を支給している。崔理事長は名古屋市出身の在日3世。
(2016.3.16 民団新聞)