民団宮城本部(李根団長)は東日本大震災で被災した同胞をこのほど、遠苅田温泉に招待した。これは同本部が震災直後から取り組んでいる被災者支援活動の一環。韓国から嫁ぎ、沿岸部で被災した20組41人が家族連れで参加した。
10月16日に民団宮城が団員を対象に蔵王温泉ホテルの屋内で開催した「10月マダン・秋の野遊会」に合流し、一緒になってカラオケを楽しんだ。夕方からは宿泊先のホテルに移動し、疲れた心と体を温泉で癒した。夕食後は夜の更けるまで震災後の苦労を語り、慰めあい、励ましあった。
ある参加者は、「民団は在日同胞だけのものだと思っていた。韓国から来た自分たちのような者も受け入れてくれると聞いて安心した」と笑顔を見せていた。
(2011.11.16 民団新聞)