【ソウル】民団中央本部の鄭進団長は11月28日、汝矣島の国会内の朴宣映議員(自由先進党)室で「6・25戦争拉北人士家族協議会」の李美一理事長に「忘れな草(ムルマンチョ=勿忘草)バッジ着用運動」後援金として1500万ウォンを伝達した。民団中央本部の黄迎満議長、許孟道副団長らが同席した。
鄭団長は、「在日同胞も、北韓による拉致問題の早期解決を願っている。民団は、拉致された同胞の早期帰還を願うと同時に、日本においても北韓による同胞拉致問題への関心を喚起するために『忘れな草バッジ着用運動』を始めた」と伝えた。
「忘れな草バッジ」は、「6・25戦争拉北人士家族協議会」が、昨年6月の「顕忠日」にあわせてつくり、配布してきた。「私を忘れないで」という花言葉を持つ「忘れな草」のバッジには「北韓に拉致された人々を忘れず、生死の確認と送還のために最後まで努力する」との思いが込められている。6・25中に拉致された人は約9万6000人。休戦後の被害者は3835人で、517人がまだ帰れずにいる。
「バッジ」に関する問い合わせは民団中央本部生活局(℡03・3454・4916)。
(2011.12.7 民団新聞)