【島根】婦人会島根本部(崔明美会長)が、伝統のハンジ(韓紙)工芸体験講座をこのほど松江、出雲、江津の県内3カ所で開催した。民団島根本部(李燮潤団長)が力を入れている多文化共生交流事業の一環で、昨年に続く2回目の開催。公益法人しまね女性ファンドの助成を受けた。
講師には01年にソウル市から文化遺産継承者に指定された沈華淑さんを招いた。松江では33人が参加し、すでに組み立てられた段ボールの茶台にトウモロコシの粉を練ったノリを使い、韓紙を貼り付けていった。最後は韓国製のニスを塗ってから乾かし、2日がかりでようやく完成させた。
参加者は「難しかったけれど、色鮮やかな韓紙をまとった作品ができあがってみると、とってもうれしい。また、参加したい」と話していた。
また、出雲と江津の両教室では「果盆」に挑戦した。
(2012.6.13 民団新聞)