「考えたくはないけれど、いつ、そのときが来るのかわからない」のが葬儀だ。その日に備え、民団東京・葛飾支部(李徳和支団長)がこのほど、新たに葬祭サービスに乗り出した。電話一本で民団から人員を派遣し、葬儀社との料金交渉から、葬式の手配まですべてを請け負う。
これらは団員サービスの一環のため、もちろん無料。主な対象は、1人暮らしや身寄りのない高齢者、経済的に困窮している団員とその家族、知人としている。
提携先は「セレモニーユニオン」社。同社は地元で32年間、葬祭事業を展開してきた実績があり、料金も良心的という。同社代表は葛飾日韓親善協会のメンバーでもある。
李支団長は、「葬儀の喪主は多くの人がいつかは体験するもの。不謹慎と考えず、あらかじめ準備しておくのも親孝行かも」と話している。
(2012.7.4 民団新聞)