【埼玉】「内なる国際化」を共に考える「多文化共生埼玉交流の集い」が7日、浦和区の埼玉韓国会館でスタートした。民団埼玉本部(景民杓団長)と「多文化共生埼玉交流センター」(事務局幹事、竹内曉さん)が呼びかけ人となり、130人を集めた。
第1回は「身近な交流‐多文化を考える」と題して朝日新聞論説委員を歴任したジャーナリスト、轡田隆史さん(さいたま市在住)が講演した。
この集いは、県内の在日外国人と日本人との交流の場にしようと、民団が2年前から構想を温めてきた。景団長は、「民団が県内の在日外国人と日本人との仲介役となり、在日外国人が地域社会に貢献できる道を探りたかった」と話している。
「多文化共生埼玉交流センター」では、今後も年に3〜4回の集いを企画している。同センター事務局の竹内さんは、「韓国以外の外国人県民にも参加を呼びかけ、輪を広げながら、いずれはNPO法人化を目指したい」と述べた。
(2012.7.11 民団新聞)