【鳥取】解放前の1943年、鳥取大地震のために沈殿池が決壊し、鉱泥に押し流された旧岩見鉱山労働者らを慰霊する催しが10日、岩見町日韓朝友好事業実行委員会主催のもと、岩美郡岩見町荒金地区にある被災者供養塔前で営まれた。
『町誌』によれば、同胞の炭鉱労働者が住む「朝鮮人長屋」(当時)と呼ばれた飯場は沈殿池の真下にあったため、家族を含め28人が大量の泥に押し流された。このほか、日本人の鉱山労働者と地区住民37人の行方もいまだに分かっていない。
民団鳥取本部(金泰鍾団長)は祭祀床を供養塔正面に配置。金団長をはじめ民団関係者12人がチェサを行った。
(2012.9.19 民団新聞)