掲載日 : [2018-11-14] 照会数 : 5710
趙善玉の「飲食知味方の世界」マヌルタンヌンポッ
ニンニクは「一害百利」
皆さん、ニンニクは好きですか。ニンニクについて、韓国の韓方界では「一害百利」という言葉をよく使います。その意味は、におい(害)以外は、健康に与える効能、効果が非常に多いということです。
今回は、そのニンニクを使った「マヌルタンヌンポッ」という保存食を紹介します。現代ではニンニクの「チャンアチ」と呼ばれ、お酢に漬けて匂いや味をまろやかにしてから、醤油や塩に漬けて最低1カ月間、熟成させたものです。
マヌルタンヌンポッの作り方は、ニンニクと粒山椒、天日粗塩だけを使い15日間ほど熟成させます。短期間でもまろやかな味になるのは、粒山椒と天日粗塩、ニンニクの相性がとてもよいからだそうです。
そのままでは塩辛いので、スライスしたものを以前、紹介した肉料理のカジェユクやタックンヌンポッなどに添えて一緒に食べると最高の組み合わせになると思います。
是非、これから漬け込んで年末の人が集まる席などで肉料理と一緒に召し上がってみてはいかがでしょうか。
◇材料(4人分)
ニンニク500g
生山椒100g
天日粗塩100g
◇つくり方
1.ニンニクの皮をむき、きれいに洗って大きいボウルに天日塩と生山椒を混ぜて保存容器に入れる。
2.①を15日位熟成させて、食べやすい大きさに切り、肉料理を食べるときに一緒に出す。
(2018.11.14 民団新聞)