掲載日 : [2018-12-04] 照会数 : 12169
長野本部が70周年…祖国と在日、地域社会発展を誓う
[ あいさつを述べる朴永大民団長野本部団長 ] [ 歴代地方団長、師団長ら12人に感謝状、功労賞が贈られた ]
【長野】民団長野本部(朴永大団長)の創立70周年記念式典が2日、松本市内のホテルで開催された。民団中央本部から朴安淳議長、梁東一監察委員長、任泰洙、金利中副団長、駐新潟総領事館から鄭美愛総領事、来賓として阿部守一長野県知事、荻原清長野県日韓親善協会会長をはじめ、後藤茂之氏、務台俊介氏、太田昌孝氏、下条みつ氏、羽田雄一郎氏ら地元選出の衆参議員と県議員ら多数が出席した。
また同本部と支部の役員・団員をはじめ、神奈川、埼玉、山梨、西東京、新潟、栃木、茨城といった関東近県の地方本部団長や役員あわせて250人が祝いかけつけた。
朴団長は「この70年間、組織の基盤をつくりあげてきた1世たちの遺徳を偲ぶとともに、民団を守り育て続けてきたすべての歴代組織先輩に敬意と感謝を述べたい」としながら、「これからも祖国と在日同胞社会、そして地域日本社会の発展へより一層の団結を図っていこう」とあいさつ。
呂健二中央団長(任泰洙副団長代読)も「2人の中央団長を輩出するなど長野民団は輝かしい歴史を誇っている。現在も隣県地方と合同によるオリニサマースクールや組織活性化への研修、ヘイトスピーチ根絶への要望など全役員が一丸となって活動する姿は誇らしい限り」と称えた。
阿部知事も「長野県は今、ソウル市と江原道と友好都市を結び、韓国との友情が大きく深まっている。これもすべて民団長野の橋渡しがあったからこそ。これからも引き続き民団長野の協力をお願いしたい」と述べた。
この後、組織功労者表彰が行われ、98年以降の歴代本部団長7人には駐新潟総領事から感謝状が、歴代支部団長5人には中央団長功労賞が贈られた。
会場には70年の歩みを紹介した写真パネルが展示されたほか、98年以降の民団長野歩みを紹介する映像が上映された。また、参席者には民団長野70年史が配布された。
この後、祝賀宴では地元の女子高校生で構成するK-POPダンスチーム「16」がK-POPダンスのメドレーや韓国歌謡ショーなどで祝賀ムードを盛り上げた。
同本部は1948年11月10日、松本市岡山市本町で結成。初代団長は金致萬氏。