掲載日 : [2018-09-19] 照会数 : 4099
平和と安全にとって大きな「歴史的な転機」 南北首脳会談平壌共同宣言で中央団長が談話文
談話文
今年3度目となる南北首脳会談が9月18日から平壌で11年ぶりに開催された。両首脳は9月19日、民族的和解と協力、確固とした平和と共同繁栄のための「9月平壌共同宣言」を共同発表した。
私たち在日同胞は、この度の共同宣言で、あらゆる軍事的敵対関係を終息させ、韓半島を核兵器と核の脅威のない平和の拠り所とすることで両首脳が合意したことを高く評価し、歓迎する。
何よりも、韓半島から軍事的緊張と戦争の恐怖を解消するため、付属合意書として「軍事分野履行合意書」が採択されたこと。また南北関係をより高い段階に進展させるため、離散家族の常設面会所、鉄道や道路の連結、開城工団と金剛山観光の正常化など、実践的な対策が盛られたことは、大きな成果である。
あわせて、2032年夏季オリンピックの南北共同開催を誘致することで協力し、近い内に、金正恩国務委員長が文在寅大統領の招請でソウルを訪問することで合意したことは、平和へ向けて「新しい歴史」を開いていくうえで、誰もが歓迎するものである。
私たち在日同胞は、このたびの「平壌共同宣言」が南北関係の一層の進展と、韓半島の恒久的な平和体制の構築のみならず、北東アジアの平和と安全にとって大きな「歴史的な転機」となることを期待してやまない。
2018年 9月19日
在日本大韓民国民団中央本部 団長 呂健二