尹達世氏(民団直選中央委員。壬辰倭乱研究家)19日、癌性髄膜炎のため死去。69歳。お別れ会が21日、神戸市須磨区の川嶋本店フィンカで営まれた。喪主は長男の文英氏。
同志社大卒。兵庫韓国青年会会長、統一日報神戸支局長を経て韓商連常任副会長、民団兵庫本部事務局長、西神支部議長など歴任。姫路獨協大非常勤講師、大阪経済法科大客員研究員、兵庫津・朝鮮通信使を知る会代表幹事。近世韓日関係史に造詣が深い。
日本における壬辰倭乱の痕跡研究を専門とし、その代表的著書『四百年の長い道』(03年。リーブル出版)のほか、『兵庫の中の朝鮮』『行基と渡来文化』など共著多数。在日同胞向け「月刊アプロ21」に「遙かなる降倭‐沙也可を追跡せよ」「高麗さん物語」「百済さん物語」など連載。
(2014.9.24 民団新聞)