日本側来賓のあいさつ要旨 |
額賀福志郎・日韓議員連盟会長(自民党衆議院議員) |
国際的秩序と平和を守っていくためには、国際的な条約や約束事を守っていかなければなりません。二国間関係をきちんとやっていかなければ、この地域の発展ができないし、安定と平和を維持することもできません。そういうことを基本に、しっかりと根拠づくりのために努力をしていきたいと思っております。 議連はいかなることがあっても状況を打開し、日韓関係とこの地域の発展のために全力投球することを誓います。 |
河村建夫・日韓親善協会中央会会長(自民党衆議院議員) |
今日の現状を放置していいわけではありません。不幸な歴史が起こした問題であるかもしれないが、その歴史を背負う気概を持ってこの問題を解決していかなければなりません。 日韓交流1000万人を突破するという大きな流れを止めるわけにはいきません。親善協会は民団との密接な連携のもとで草の根運動を通して親善交流に努めます。 |
阿部俊子・外務省副大臣 |
現在、日韓関係は非常に厳しい状況にありますが、両国間の政治、外交関係が悪化したこの時こそ、両国間の人的交流は重要です。 これまで両国の様々な分野における交流の促進に貢献されてきた民団の皆様が、この厳しい状況にある両国間の懸け橋となり、改めて多くの役割を担って下さることを心から期待いたします。 |
魚住裕一郎・公明党参議院会長(参議院議員) |
私どもは日韓関係が困難な状況だからこそ、人的交流が必要であると考えます。そして日韓関係は重要な二国間関係でもあります。北朝鮮の非核化を求める国際社会の一員として、しっかりとした対話、意思疎通を図っていく必要があると思っています。 |
白眞勲・立憲民主党団体交渉局長代理(参議院議員) |
日韓関係が悪くなった時に一番、嫌な思いをするのは民団の皆様ではないでしょうか。日韓関係を本当によくしてほしいと願っていらっしゃる方々のためにも、互いが仲良くなることが両国の発展になるという観点から対処していきます。 |
増子輝彦・国民民主党幹事長代行(参議院議員) |
近くて近い日韓関係こそが東アジアや世界平和に貢献することは間違いございません。民団、官民が一体となってしっかり頑張っていきたいと思います。 東日本大震災、福島原発の事故においては、民団、韓国政府、国民の皆さんから大変、お世話になったことを改めてこの場をお借りして、感謝を申し上げます。 地方参政権の問題は、獲得するまで全力で国民民主党も努力をしていくことをお約束します。 |
小池晃・日本共産党書記局長(参議院議員) |
ヘイトスピーチの根絶をはじめ、永住外国人の地方参政権付与の実現は、不可欠の課題だと思っております。国連の人種差別撤廃委員会も昨年9月、皆さんの訴えを受けて地方参政権選挙権を認めるように勧告を出しました。 21世紀の日本で未だに永住外国人の皆さんに参政権がない、これこそ国際的な人権基準からみてありえないのではないでしょうか。超党派で実現のために力を尽くしたいと考えております。 |
福島みずほ・社会民主党副党首(参議院議員) |
人種差別禁止条約は批准していますが、不十分です。人種差別禁止法を作ろうという動きを超党派でやっています。 ヘイトスピーチに関する法律はできましたが、インターネット上のヘイトスピーチなどむしろ広がっています。差別的な発言をなくし、日本社会が共生社会に移行するように一緒に努力し、地方参政権も超党派で本当に実現したいと思います。 |
韓国側来賓のあいさつ要旨 |
姜昌一・韓日議員連盟会長 |
今年はわれわれの大きな根元を形成した民族・民主革命である3・1独立運動100周年を記念する年であり、臨時政府の法的系統を受け継いだ大韓民国建国100周年を迎える年です。 最近、韓日両国の間にはさまざまな懸案が存在しています。元徴用工判決もその一つで三権分立の国で司法の判決は大変尊重しなければなりませんが、両国関係も重視しなければなりません。 |
柳興洙・韓日親善協会会長代行 |
昨年は韓日関係に難しい局面が多く、つらい1年でした。今年は知恵を集めて、この難しい局面を克服し、新しい韓日関係が展開できる新年となることを心より願っております。わが国では、今年を「黄金豚の年」と言い、とても良い年と考えます。ご存知のとおり、豚は昔から「福」と「富」を象徴しており、豊かでゆったりしていることを表現しています。今年の韓日関係も黄金豚のように福が多く光り輝く年になることを信じ、韓日関係の発展のために最善を尽くします。 |
金徳龍・民主平和統一諮問会議首席副議長 |
昨年6・25戦争以後初めて戦争の危険がない1年を過ごしました。韓半島は平和と繁栄、そして統一へ向けた行程を歩み始めるというとても意義深い1年でした。 しかし、韓日関係においては、気まずく、難しい状況に陥ってしまいました。 韓国と日本は離れることのできない隣国です。これらの問題を皆さまとともに解決できることを願っております。 |
(2019.01.16 民団新聞) |