掲載日 : [2019-04-17] 照会数 : 6918
「蘇るユ・グァンスン」展 大阪文化院で開催中
[ 「蘇るユ・グァンスン」展初日のパーティーには多くの人が参集(奥が金石出さんの大作) ]
3・1運動および大韓民国臨時政府樹立100周年を記念した、韓国の烈士柳寛順特別絵画展「蘇るユ・グァンスン」が駐大阪韓国文化院(鄭泰九院長)で開催されている。
1919年の独立運動で韓国のジャンヌ・ダルクと称され、17歳の若さで獄死したユ・グァンスンをテーマに、大阪在住の在日同胞・金石出画伯が、10年以上前から描いてきた絵画作品のほか、16年前に日本で出版され、その後韓国でも出版されたユ・グァンスンの生涯を描いた絵本の挿絵原画など、41点が展示されている。
なかでも、民衆とともに両手を高々と上げている作品「蘇るユ・グァンスン」は、縦2㍍横4㍍の大作で、2007年に制作されながらも一般に公開される機会もなく、今回が初披露。今にも絵の中からユ・グァンスン烈士が飛び出してきそうな息吹きが感じられ、その迫力に圧倒される。
初日11日の開幕式で、金画伯は「ユ・グァンスン烈士の情熱、美しい表情を描きたかった。今回の企画がなければ、この作品は世に出ることもなかった」と話し、「(彼女)の解放の喜びを是非堪能してもらえたら」と思いを語った。
開幕式には、民団大阪本部の朴清副団長、鄭炳采副団長、劉孝一副団長、婦人会同本部の金秋江会長ら多数が駆け付けた。
20日まで。入場無料。問い合わせは同文化院(06・6292・8760)
(2019.04.17 民団新聞)