掲載日 : [2017-11-29] 照会数 : 7200
<韓日中>はつらつ元蹴球少年…第4回東アジアシニアサッカー
[ 往年の韓国代表、金鎮国さん(66)=中央=も元気なプレーを見せた ] [ 試合後は全選手で記念撮影 ]
韓国、日本、中国の3カ国のシニアチームによる2017東アジア・シニアサッカー大会が25日、東京北区の味の素フィールド西が丘(西が丘サッカー場)などで開催された。東京都サッカー協会が主催し都シニアサッカー連盟が主管した。韓国のソウル市サッカー協会と中国の広州市足球協会も共催している。
3カ国のシニア世代がサッカーを通じた国際交流を深めようと2014年に東京で初開催。15年は中国・広州、昨年は韓国・ソウルで開催し、今年で4回目を数える。外務省のほか今年は韓国大使館と中国大使館、民団東京本部、日本華僑体育交流会が後援した。
大会は40歳以上で構成する「Over40」と50歳以上の「Over50」のカテゴリーに分かれ、それぞれ総当たり戦で順位を決めた。
ソウル市からはO‐40、O‐50ともに「ロイヤルFC」、広州市は「広州アポロ」と「広州634足球クラブ」、東京都は「FC青山」と「東京ベイFC」のあわせて6チームが参加した。
ソウル市や広州市のメンバーには元国家代表も含まれており、シニアチームとは思えない激しい競り合いが続いた。
優勝は40歳以上、50歳以上ともに中国の広州市チームだった。
同大会を主管した東京都シニアサッカー連盟の明委員長は在日2世で民団新宿支部の副団長を務めている。
東京都サッカー協会の副会長時代だった97年当時、在日本大韓蹴球協会の副会長も務めていた委員長が両市の橋渡し役を担い、ソウル市と相互訪問形式による交流活動が開始した。16年間続け、2014年からは中国広州市にも働きかけ東アジア3都市による交流試合に発展した。
委員長は「五輪が続く3カ国だが、私たちサッカー人も交流を深めていきたい。将来はさらに参加都市を拡大していきたい」と話している。
(2017.11.29 民団新聞)