掲載日 : [2017-03-22] 照会数 : 5146
建国高校伝統芸術部に密着…ドキュメンタリー「でんげい」公開
[ 「地神パルキ」を演じる部員たち ]
新宿K’Scinema
大阪・住吉区の学校法人白頭学院建国高校の伝統芸術部に密着した青春ドキュメンタリー映画「でんげい」が4月15日から東京・新宿のK’scinemaで公開される。
日本全国の高校生による文化・芸能のコンテスト「全国高等学校総合文化祭」の伝承芸能部門で、2014年のいばらき大会に大阪代表として出場した部員たちが、練習を重ねて韓国に伝わる伝統芸能「地神パルキ」を披露するまでの3カ月間の奮闘を追った内容。練習と学園生活を通して、生徒たちの成長を描く。その過程で、彼らを取りまく親やコーチへのインタビューを交え、在日の存在も浮き彫りにしていく。
映画は当初、韓国の釜山のMBCが韓国国内で放送する番組として制作した。それを編集し、昨年3月に第11回大阪アジアン映画祭で招待作として上映した。その後、キノ・キネマが配給することになった。
同社代表の岸野令子さんは「日本でも、在日について知ってもらいたいと考えて配給を決めた」と語っている。
(2017.3.22 民団新聞)