意欲的なリーダーたち「あこがれの存在に」
8月の在日同胞オリニジャンボリー(民団・大阪韓国教育院共催、金昭夫引率団長)を前に20日、ボランティア研修が行われた。研修の主役はオリニたちの日常の世話にあたるリーダーたちだ。年齢は19から30歳前後までの3、4世世代。この中にはかつてのオリニジャンボリー出身者も見られた。
李民和さんは東京の大手テレビ局に勤務するディレクターだ。初めてリーダー役を担ったのは大学生のとき。当時、世話したオリニはすでに大学生だが、いまだに年賀状が届く。当時から社会人になったらもう一度、リーダーを務めるのが夢だった。社会部から番組製作部署に異動になり、ようやく条件が整ったという。「オリニが成長してから後、いつまでも記憶に残る体験を」と語った。
金夏海さん(神奈川)もリーダーとして2回目の参加。「2年前はオリニから大きくなったら結婚したいとプロポーズされた。今年もプロポーズされるように頑張る」と意気込んでいた。都大作君(愛知)は地元でオリニ事業に携わっており、経験が豊富。「子どもの扱いに慣れている。いい思い出をつくってあげたい」と、自信満々の表情だった。
民団中央文教局の徐順子副局長は「オリニ・ジャンボリーの意義」をテーマに講義。オリニがあこがれ、将来の目標としたくなるようなリーダーをめざせと強調した。徐副局長によれば、リーダーを志願した若者は117人。このなかから書類審査のうえ72人を採用したという。講義の後は定番となったテーマソング「アリラン」やテーマダンス「勝利の叫び」の実技に励んだ。
オリニ・ジャンボリーは今回で8回目。8月12〜16日、ソウル市で行われる。参加者はオリニ344人と運営スタッフ合わせて436人で、前回を大きく上回る。
(2014.7.30 民団新聞)