東日本大震災復興とセウォル号犠牲者の冥福祈る
【香川】四国霊場八十八カ所を自転車でリレーする「四国霊場88サイクル駅伝」(同実行委員会主催)に、民団香川本部(崔榮晋団長)が、東日本大震災被災地の復興とセウォル号惨事犠牲者の冥福を祈るタスキをかけて参加した。
8日午前8時、75番札所の善通寺前で出発式。李成權駐神戸総領事は「両国の友好関係を世界に向けて発信したい」と抱負を述べた。「うどん県副知事」として活躍する俳優要潤さんが銅鑼を鳴らすと、李総領事と浜田恵造香川県知事を先頭に総勢24人が地元住民に見送られ、ペダルをこぎ始めた。民団から崔団長ら5人が続いた。
16日までの9日間で約1400㌔を走破する計画だったが、台風の影響で9〜12日に走行予定だった徳島、高知両県のコース約650㌔は延期された。その後も民団香川では18日現在、独自に52カ所の霊場を走破した。
今後も日曜日を利用して残りの各札所36カ所を巡拝し、朱印を集めていく。結願の証しであるタスキは四国同胞の鎮魂の祈りを込めて11月ごろ、ソウル市内のセウォル号犠牲者慰霊所に奉納する。
(2014.8.27 民団新聞)