出張相談も視野
【福岡】「みんだん生活相談センター ふくおか」が23日、民団福岡本部会館内に開設された。「みんだん生活相談センター」(所長=金昭夫民団中央本部副団長)が全国化を呼びかけてからは、昨年6月の岡山本部、同12月の宮城本部に続いてこれが3番目。民団中央本部から金昭夫センター長が激励に駆けつけた。
同センター所長を務める民団福岡本部の呉政夫団長は、「団員だけでなく新定住者や日本国籍取得同胞に対しても積極的に広報し、九州地域すべての同胞が気軽に相談できるセンターを目指す。高齢者のための出張相談も視野に入れている」と抱負を述べた。
駐福岡総領事館の朴起準副総領事も「センターを通じて地域同胞が民団の存在を肌で感じることだろう。総領事館としても積極的に支援していきたい」と約束した。
専門相談員は李博盛弁護士、柳教日弁護士、朴慶治弁護士、李明守税理士、李司司法書士、金日鵬行政書士、金英子社会保険労務士の7人。李弁護士は、「同胞のために全力を尽くしたい」と抱負を語った。
民団福岡本部では開設を前に、県内で2000枚のビラを配布して周知した。その効果か、この日を待ちかねていたかのように、相談が相次いで寄せられた。
相談業務は当面、月1回の予定。問い合わせは同本部(092・431・7231〜2)。